コラム

create

作成日: 23/08/04

update

更新日23/08/04

限定車や超高額車も中古車オークションなら手に入る!?

限定車や超高額車も中古車オークションなら手に入る!?

人気の車種や欲しい車が手頃な金額で入手できることで、近年利用者が増加傾向にある中古車オークション。流通している台数が多い車種は比較的容易に探すことはできますが、実は珍しい車やクラシックカーなど流通している台数が少ない車の場合も、中古車オークションが便利です。一度はオーナーになってみたい限定車や高額なクラシックカーに出会えるかもしれません。

01. 中古車市場の活発化により品不足が激化

あるオークション会社のデータでは、中古車の制約車両単価、市場規模は拡大傾向にあり、購入した年齢層では20歳代、30歳代が多く、早いサイクルで買い替えるなどの変化も見られるそうです。ボディタイプでは軽自動車の需要が落ち着き、クロカンSUVなどのタイプが増加するなど、趣味・嗜好に合った中古車選びが進んでいるといえます。

中古車市場が活性化している一方で、しばらくは中古車不足が続くと予想されています。「あの車が欲しい」「どこかに1台くらいないかな」と探してみても、個人では限界があります。それが、限定車や希少性の高い車ならなおさら見つけることは難しくなります。
さらに旧車ブームによって、日産スカイラインGT-Rをはじめ、スバルインプレッサ、三菱ランサーエボリューションなどのハイスペック車、トヨタスープラ、ホンダシビックなどの絶版車が海外では高値で取引きされています。

また、外国車の中でも高級スポーツカーとして人気のランボルギーニをはじめ、イタリア車であるフィアットやアバルト、ジープラングラーなどのマニアックな車を中古で安く入手したいと考える人は少なくないでしょう。しかし、中古車自体が品薄の状況を考えると、高級車やマニアックな車ほど入手は困難と言えるでしょう。

02. 欲しい車を探すなら中古車オークション

欲しい車を見つけるために中古車オークションの利用を検討している人も多いのではないでしょうか。実際に取引経験がある人はご存知だと思いますが、中古車オークションには、「個人向けオークション」と「オートオークション」があります。違いやそれぞれの特徴について説明します。

個人向けオークション

代表的なものではヤフオクなどがありますが、誰でも参加できるオークションです。入札の手続きも複雑ではありませんが、車などの高額商品取引では手数料が高い場合があるようです。その他必要となる費用は、システム利用料として入札時に3,000円程度で、代金の振込み手数料や車の輸送費用は落札者が負担します。

オートオークション

中古車買取業者が中古車を出品して、販売業者が落札します。一般の方がオークションに参加するためには条件をクリアする必要がありますが、代行業者に依頼することで間接的にオークションを利用することができます。手数料として3万円~5万円程度、入札料が1,000円~1万円程度必要となります。落札できなくても手数料・入札料は支払う必要があります。

【個人で参加するための条件】

  • 古物商許可証の取得後1年以上経過していること
  • 不動産(土地)を単独で所有している保証人がいること
  • 車を売買するための店舗や事業所があること
  • 入会金(3万円~5万円)
  • 保証金(10万円)

03. オークションを利用するメリットとは

限定車や希少性の高い車は、品不足などの市場の課題もあり、リアルな中古車販売店で見つけられることはほとんどないと考えてよいでしょう。また、中古車販売店では仕入れ価格に利益分や宣伝のための広告費が上乗せされるため、割高になる傾向にあります。
中古車オークションでは、オークション代行業者が上乗せするのは手数料程度なので、仕入れ値に近い価格で購入することができます。出品者にとっても多くの人にアピールできるメリットがあるため出品するという人は多いようです。結果、探している車が見つかる可能性も必然的に高まるのです。

〈高額落札額が出るオークションも開催〉

カーオークションは全国の様々な会場で開催されていますが、選りすぐりの車を取り扱うオークションも開催されています。その一つであるBHオークションが開催するコレクターズカー・オークションでは、一般には出回ることのない試作車も出品されました。2022年にはヤフオク!と協力して「ノスタルジック2デイズ2022」を開催。ランボルギーニやフェラーリ、ポルシェなどの外車をはじめ、走ることを純粋に楽しむスポーツカーなどが出品されました。

オークションを利用するメリットとは

04. オークションのデメリットを知ろう

中古車オークションを利用するうえで大切なことは、十分な知識を持っておくことです。初心者が知識を持たずに利用するとデメリットの方が大きくなるかもしれません。それでは、どんなデメリットがあるか見てみましょう。

希望に合わない車を購入する

オークション代行業者が現地での車両確認をせずに落札している場合、実際の条件を満たしてない「ハズレ車両」を購入する可能性もあります。システム上では優良だからといって、それが正確な情報とは限りません。仮に保障などの制度がなければ、必要以上の費用がかかってしまいます。

嘘の落札価格を提示される

不当に利益を得ようと考える悪質なオークション代行業者がいないとも限りません。例えば、お客様が提示した予算よりもかなり安く落札できたとしましょう。しかし、実際に落札した価格ではなく、嘘の価格を知らせることでオークション代行業者にとって大きな利益となります。

使途不明な手数料を取られる

オークション代行業者に依頼すると手数料が発生しますが、通常の手数料以外に使途不明な手数料が計上されてしまうケースもあるようです。初心者の場合、特に確認することもしないかもしれません。結果、普通に中古車販売店で購入した場合とほとんど変わらない価格で購入することになります。

05. トラブルを防止するためにできること

オークション代行業者とのトラブルを未然に防ぐためにできることはなんでしょうか。これをすれば絶対にトラブルにならないという方法はありませんが、事前に確認してその内容を証拠として残しておくことでトラブルを回避することができます。「こうした確認をしてくれるのが代行業者なのでは?」と感じる人も多いと思いますが、自衛する手段として知っておくことも大切です。

〈これだけは実施しておきたい事前確認リスト〉

  • 落札価格を開示してもらう
  • 詳細な手数料の項目と金額を確認する
  • 車体価格だけではなく、点検、名義変更などの諸費用についても確認する
  • 納車までの正確な日数を確認する
  • 保障内容を確認する

落札価格は口頭ではなく、正式な落札票を確認します。手数料や諸費用などについても細かく確認しておくことでお金のトラブルを回避できます。また、落札後すぐに納車されるわけではありません。名義変更や輸送にどの程度の時間がかかるかも理解しておきましょう。
さらに、購入した車に対する保障についても注意が必要です。万一、不備や不良品だった際にキャンセルや交換ができるか、その他の保障の範囲をしっかりと確認することをお勧めします。
これらの点に注意しておけば、いざという時にリスクを回避でき、安心して購入することができます。

06. まとめ

今回は、限定車や希少性の高い車を探すうえでも、オークションが便利であることを紹介してきました。しかし、利用する側にも知識がなければ、希望する条件での購入ができないケースもあることは確かです。また、無駄な出費にならないようにするためにも、信頼できるオークション代行業探しも必要になります。
テルミーは初心者のみなさまにとっても安心な代行業者として「一人ひとりに合った車選び」をサポートいたします。無料の会員登録をしていただくと、中古車に関する最新情報を随時ご提供いたします。

\今すぐ最新情報をGET!/