車種特集

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作成日: 23/08/04

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更新日23/08/04

【車種情報】スズキアルトワークス 軽自動車のイメージを覆すスポーティな走り

スズキアルトワークス
※スズキ カタログより

今回ご紹介するのは、スズキの定番モデル「アルト」から誕生したスポーツモデル「アルトワークス」です。軽自動車の開発に定評があるスズキが、「走りの質」にこだわって送り出した名車を見ていきましょう。

01. アルトワークスとは?

アルトワークスは、スズキが販売するスポーツモデルの軽自動車です。スズキのロングセラー「アルト(1979年発売)」から派生したモデルで、1987年に初登場。当時の軽自動車としては異例のハイパワーエンジンを搭載したことで、「軽自動車の最高出力上限は64馬力」という規制が設けられるきっかけになりました。
現行モデルは2015年に発売された5代目ですが、騒音規制に対応できない等の理由から、アルトのフルモデルチェンジ(2021年)と同時にいったん生産終了しています。

02. アルトワークスの特徴

アルトワークスの特徴

軽とは思えない走りを楽しめる

アルトの流れを継いだ台形ボディに、親しみやすさが漂うアルトワークス。素朴な外観とは裏腹に、現行モデル発売時のキャッチフレーズには、「クルマと共鳴しながら疾走する快感」が使われました。その言葉通り、アルトワークスは軽自動車の概念を覆すような切れ味鋭い走りをみせます。
大きな特徴は、最高出力64psを発生する「直列3気筒ターボエンジン」を搭載していながらも、車両重量が670㎏と軽いこと。サスペンションも強化されたため、レスポンスの良い加速と操縦安定性の両方を実現しています。
駆動方式は2WDと4WDの2種類。またトランスミッションは、ギアチェンジの楽しさを味わえる5速MT と、5速AGS(MTをベースにクラッチやシフト操作を自動で行う新開発のトランスミッション)の2タイプがあります。

シンプルでスポーティな内装

アルトワークスの内装で注目したいのは、ドイツのメーカー「レカロ」のシートを採用していること。人間工学に基づいて開発されたこのシートは、走行時のドライバーの体をしっかりとホールドし、疲労の軽減をサポートします。その他の内装インテリアも、シートと同じ黒をベースに控えめな赤を効かせたシンプルなデザイン。スポーツカーらしいクールな印象です。

価格も維持費もリーズナブル

他メーカーのハイパワーなスポーツカーと比べても、パフォーマンスや機能面で遜色ないアルトワークスですが、新車の車両価格は諸費用込みで200万円を大幅に切る魅力的な設定でした(現在は生産終了)。軽自動車なので自動車税も安く、スポーツモデルとしては燃費性能が優秀なため、ガソリン代を始めとした維持費も抑えられます。

大きめなエンジン音は賛否両論

アクセルを踏むと同時にエンジン音が響き、速度がぐんぐん上がっていく「走りの躍動感」は、車好きの人にはたまりませんよね。この迫力が良いという人がいる一方で、エンジン音が気になるというユーザーも少なからずいるようです。
また、買い物や通勤などの普段使いにも十分対応できる車ですが、足回りが硬く、車体の軽さゆえに路面のショックが伝わりやすいので、乗り心地が満点とは言い切れません。普段使い用にというよりも、趣味の車として長く大事に乗りたい方におすすめです。

03. ほかの車種との比較

アルトワークスの購入を考えている方のために、ベースとなったスズキ「アルト」との違いをおさらいしておきましょう。またアルトワークス同様、走りの質に特化したダイハツの軽「キャストスポーツ(2020年に生産終了)」も、比較車種として挙げてみました。以下の項目で比べてみましょう。

  • 走行性能
  • 乗り心地
  • 燃費

アルトとアルトワークスの一番の違いは、走りの力強さ。アルトワークスはターボエンジンを搭載し、サスペンションを強化。5速MT /5速AGSの変速ギアが備わり、シャープな走りとともにイメージ通りに加速できるレスポンス性の良さを実現しています。キャストスポーツにもターボエンジンが備わり、同様に走行性能に定評がありますが、ボディ重量が重い分、アルトワークスに比べると加速力や機敏な動きという面で劣るようです。

アルトワークスは乗り心地が硬いという特徴があります。一方、キャストスポーツは足回りが硬すぎず、路面のデコボコを乗り越えた時の衝撃も穏やかです。アルトの乗り心地も滑らかで、段差がある路面でもスムーズに走行します。乗り心地という項目では、アルトワークスのポイントが下がりそうです。

各車種の燃費を比べてみると、アルトワークスよりもキャストスポーツの方が、わずかに燃費性能が良いというデータ(カタログ燃費)が出ています。アルトの上級モデルはマイルドハイブリッド仕様で、軽自動車トップクラスの低燃費を実現。キャストスポーツ4WD とアルト4WDを比べてみると、アルトの燃費性能の方が優れています。

04. 最近のオークションでの価格

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05. アルトワークスに関するQ&A

Q. アルトワークスのグレードと価格は?

A.

グレード メーカー希望小売価格(税込)
2WD 4WD
ベースグレード(MT) 1,537,800円 1,647,800円
ベースグレード(ASG) 1,686,300円

Q. アルトワークスのサイズは?

A. 車両サイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,500mmです。
室内サイズは長2,040mm、幅1,255mm、高1,215mmです。

Q. アルトワークスの燃費は?

A.

グレード WLTCモード
2WD 4WD
ベースグレード(MT) 21.4km/L 20.6km/L
ベースグレード(AGS) 20.8km/L

Q. おすすめのグレードは?

A. アルトワークスは1グレードしかないため、2WDもしくは4WD、AGSかMTという選択肢になります。走りに定評のあるアルトワークスは、やはりMT車が人気です。ただしAGSとM Tでは安全性能に違いがあり、AGSには安全技術パッケージ「スズキセーフティサポート」が標準装備されますが、MT車には装備されません。安全性能を第一に考えるなら、AGSがおすすめです。

06. まとめ

アルトワークスについて紹介してきました。現在は生産が終了しているので、中古車でしか購入できなくなっていますが、希少モデルになりつつある車種だからこそ、中古車市場で探す価値があるかもしれません。「アルトワークスが絶対欲しい!」という方は、掘り出し物が見つかるオークションをおすすめします。tellmeeeは初心者でも安心な中古車オークション代行業者として、みなさんの車選びをお手伝いしています。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできますよ。

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