車種特集

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作成日: 23/08/04

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更新日23/08/04

【車種情報】トヨタエスティマ 今なお多くの人の心をとらえる理由とは?

トヨタエスティマ
※トヨタ オフィシャルサイトより

今回取り上げるのは、トヨタが2020年まで販売(生産は2019年まで)していたミニバン「エスティマ」。新車の販売は終了しましたが、中古車市場では流通量の多い人気車種です。エスティマが今なお多くの人を魅了する理由とは何でしょうか。

01. トヨタエスティマとは?

「ヴォクシー」「アルファード」など今やミニバンは人気のジャンルですが、そのパイオニアとも言うべき存在がエスティマです。「天才タマゴ」のキャッチコピーで初代が登場したのは1990年のこと。それまでファミリーカーの定番と言えば4ドアセダンでしたが、エスティマはその固定観念を打ち破りました。大人数が快適に乗車でき、荷物もたくさん積めるなど、多様な用途に最適であることが人々の心をとらえたのです。
2000年には2代目が販売され、ミニバンでは初となるハイブリッドカーも登場。2006年には3代目が登場し、マイナーチェンジや一部改良を繰り返しながら2019年10月まで生産され、2020年3月末に販売が終了します。
ミニバンラインナップの拡充によりその歴史に幕を閉じたエスティマですが、中古車市場では依然として人気を集めています。ESTIMAとは英語のエスティマブル(評価できる、賞賛すべきの意)から命名されたものですが、まさに今も高く評価されているのです。

02. エスティマの特徴

エスティマの特徴

美しいタマゴ型のフォルム

大人数が乗れる車と言えば「ハイエース」のような商業バンはすでにありましたが、ファミリー向けではありませんでした。そこにエスティマが登場、1BOXならぬ1.5BOXと表現される流線形のボディは、スタイリングが美しいだけでなく空力性能に優れているという利点も備えていました。今でも「エスティマのワンモーションフォルムがいい」という声は根強く、中古車に人気が集まる大きな理由になっています。
なおエスティマをサイズダウンした「エスティマエミーナ」と「エスティマルシーダ」も1992年にリリースされました。

プリウスに次ぐハイブリッドモデル

2代目が登場した翌年の2001年には、ハイブリッドカーが追加。トヨタでは「プリウス」に次いで2番目のハイブリッドカーとなりました。ハイブリッドモデルは2006年登場の3代目にもラインナップされており、2代目プリウスと同じハイブリッドシステム「THS-Ⅱ」が採用されています。走りのよさをキープしながら、静かで快適なドライブを楽しむことができるのが魅力です。

初代・2代目・3代目の特徴

エスティマは初代・2代目・3代目、それぞれに特徴があります。初代は2.4L直列4気筒エンジンを横に75度寝かせることで低重心化。アンダーフロア型ミッドシップレイアウトを採用していることが特徴です。つまり腰高の1BOXに比べて、乗用車に近いハンドリングを実現しています。
2代目はエンジンをFF(前輪駆動)に変更したためさらなる低床化が実現し、より乗用車のイメージが強くなりました。またこのモデルから両側スライドドア、センターメーターが採用されています。3代目はプラットフォームなどが刷新され、ボディ剛性も向上。走行安定性がさらにアップしました。

年式を知ることで機能や装備を把握

3代目は幾度もマイナーチェンジや改良を繰り返しているため、購入に際しては年式の確認が必要です。年式を知ることで、どのような機能や装備が付いているか把握することができます。マイナーチェンジで言えば2006年1月の登場以降、2008年12月、2012年5月、2016年6月と3回行われています。

安全性にこだわるなら

なお、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されたのは3回目のマイナーチェンジでのことです。安全性能にこだわるなら、それ以降の年式を選ぶことをおすすめします。

03. ほかの車種との比較

エスティマは唯一無二とも言えるスタイルを持っているため、ライバル車を探すのは難しいかも知れません。比較検討されやすい同じミニバンで言えば、トヨタのノア、ホンダのオデッセイ、日産のセレナなどが挙げられます。以下の点を比較検討の材料にしてみましょう。

  • デザイン
  • 燃費
  • ボディサイズ
  • 価格

デザインでいえばエスティマ の代名詞ともいえる流線型ボディは他の車種とは一線を画しています。ノアやセレナはエスティマ よりも若干サイズが小さく、ミニバンらしい箱型です。オデッセイはスポーティで車高が低いのが特徴です。燃費性能はセレナ、ついでノアが高くなっています。サイズのスペックはエスティマ とオデッセイがほぼ同等ですが、パワーはオデッセイに軍配が上がります。価格については上級ミニバンという設定上、新車ではエスティマ が高額でしたが、中古車価格では大きな差はありません。

04. 中古車オークションでの価格

調査中

05. エスティマに関するQ&A

Q. エスティマのグレードと価格は?

A. ガソリン(2019年モデル)

グレード メーカー希望小売価格(税込)
2WD(FF) 4WD
アエラス(8人乗り) 3,332,000円 3,552,000円
アエラス(7人乗り) 3,374,000円 3,594,000円
アエラス プレミアム 3,464,000円 3,684,000円
アエラス スマート 3,580,000円 3,800,000円
アエラス プレミアム-G 3,769,000円 3,989,000円

Q. エスティマのサイズは?

A. 車両サイズは全長4,820mm、全幅1,810mm、全高2WD:1,745mm・4WD:1,760mmです。
室内サイズは長3,010mm、幅1,580mm、高1,255mmです。

Q. エスティマの燃費は?

A.

グレード JC08モード
2WD(FF) 4WD
アエラス(8人乗り) 11.6km/L 11.2km/L
アエラス(7人乗り) 11.4km/L 11.2km/L
アエラス プレミアム 11.4km/L 11.2km/L
アエラス スマート 11.4km/L 11.2km/L
アエラス プレミアム-G 11.4km/L 11.2km/L

Q. おすすめのグレードは?

A. 基本グレードである「アエラス」がおすすめです。エスティマは、グレードごとの装備内容の差がそれほど大きくなく、2016年6月以降、基本グレードの「アエラス」から両面パワースライドドアや「Toyota Safety Sense」といった装備がついており、このグレードを選んでも不足感がありません。
より高級感や明るいインテリアが欲しい場合は、より上級グレードを選択するのもよいでしょう。

06. まとめ

ここまで、販売が終了してもなお中古車市場で人気の高いエスティマの魅力について紹介してきました。エスティマをお得に購入するなら、中古車オークションがおすすめです。tellmeeeでは、初心者の方にも安心な中古車オークション代行業者として、一人ひとりに合った車選びをサポートいたします。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできますよ。

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