今回取り上げるのは、トヨタのスポーツカー「スープラ」。17年ぶりに復活し、国産車では久しぶりの新型スポーツカーとして注目の車種です。車好きにはこたえられないスープラの魅力を紹介しましょう。
01. トヨタスープラとは？
スープラは1978年に初代が誕生し、徐々にスポーツ路線を強めながら2002年までトヨタのフラッグシップとして君臨しました。当初国内では「セリカXX」という名称でしたが、80年代半ばから北米市場と同じ名称「スープラ」に統一。スープラとはラテン語で「超えて」「上に」という意味です。
2002年には生産が終了しますが、2019年トヨタが技術提携を結ぶBMWとの共同開発車として復活しました。5代目となるこの新型は、トヨタのスポーツブランドGRの専売車種であるため、正式名称も「GRスープラ」と言います。
直列6気筒エンジン（5代目は直列4気筒エンジンもラインナップ）、2シーター後輪駆動は健在。多くのドライバーから熱い視線を浴びています。
02. スープラの特徴
高次元の走行性能
パワフルな加速、優れた効率性などを高次元でかなえる直列6気筒ターボエンジンに加え、スポーツ走行が楽しめる直列4気筒もラインナップ。また2シーター後輪駆動ならではの空力性能や剛性が、道と一体化するようなドライビングフィーリングをもたらしてくれます。コーナリングのときにも狙いどおりに曲がれる確かな安定性を体感できるでしょう。
ピュアスポーツの理想形
「ショートホイールベース」「ワイドトレッド（広い車輪間距離）」「低重心化」と、ピュアスポーツの理想を追い求め、その結果がスタイリングに形となって表れています。またコックピットにも、ドライバーを包み込むように設計された運転席、水平で見晴らしのよいインパネなど、さまざまなこだわりがそこかしこに見られます。 4.2 インチ液晶画面を搭載し、さまざまな運転情報をカラー表示。さらに優れた空調性能により室内環境は快適そのものです。
運転に集中できるコックピット
腰を中心に体を保持するホールド性を極めたシートは、位置や幅を細かく設定でき、自分にとってベストなドライビングポジションを選べます。
またスポーツドライビングのために計算されたコックピットには、情報を集約するTFT液晶式メーター、必要な情報を投影するカラーヘッドアップディスプレイ（RZ、SZ-Rのグレードに標準装備）を搭載。しっかりと運転に集中できる環境が整えられています。さらにステアリングスイッチと専用リモコンで、ステアリングから手を離すことなくナビなどの操作も可能です。
ドライバーを支える安全性能
ミリ波レーダー（MT車を除く）と単眼カメラによって車両や歩行者を検知する「プリクラッシュセーフティ」をはじめ、先進の安全性能が備わっています。車線からのはみ出しを知らせる「レーンディパーチャーアラート」、車線変更時の後方確認をアシストする「ブラインドスポットモニター」など、ドライバーをサポートする機能が多彩です。
コネクティッドサービスが充実
さらに便利なサービスにも注目を。車から離れていてもアプリなどを介してドアのロックや解除といった遠隔操作ができるリモートサービス、いつでもどこでも最新のニュースや目的地の情報を簡単に検索できる「Toyota Supra Connectサービス」、事故や急病などの緊急時に自動的に専門のオペレーターに接続する「エマージェンシーコール」など、ドライバーにとってうれしいコネクティッドサービスが充実しています。
03. ほかの車種との比較
国産スポーツカーが減少する中でスープラのライバルと言えば、日産「フェアレディZ」が挙げられます。そもそもスープラ誕生のきっかけは、北米市場で爆発的な人気を誇っていたフェアレディＺへの挑戦にありました。このような“好敵手”の車種とも比較してみたい方は以下のようなことを検討材料にしましょう。
- 価格
- スタイリング
- 装備
- 馬力
スープラは兄弟車とも言えるBMW「Z4」とともに少量生産され、ヨーロッパから入ってくるため、価格は高めです。ゆえに求めやすさはフェアレディZのほうにあります。しかしスープラにはMT（マニュアル）車の設定もあり、車好きの心をくすぐります。
また海外勢に目を向けると、ポルシェ「ケイマン」、ジャガー「Fタイプクーペ」、アルファロメオ「4C」、メルセデス・ベンツ「SLC」、アルピーヌ「A110」など、ライバル車は多数。どれを選ぶかはお好み次第です。
04. 中古車オークションでの価格
調査中
05. スープラに関するQ&A
Q. スープラのグレードと価格は？
A.
| グレード | メーカー希望小売価格（税込） |
|---|---|
| SZ（8速スポーツオートマチック） | 4,995,000円 |
| SZ-R（8速スポーツオートマチック） | 6,013,000円 |
| RZ（8速スポーツオートマチック） | 7,313,000円 |
| RZ（6速マニュアル） |
Q. スープラのサイズは？
A.
車両サイズは全長4,380mm、全幅1,865mm、全高1,295mmです。
（室内サイズは長970mm、幅1,460mm、高1,060mmです。
Q. スープラの燃費は？
A.
| グレード | WLTCモード |
|---|---|
| RZ（8速スポーツオートマチック） | 11.0km/L |
| RZ（6速マニュアル） | 12.1km/L |
| SZ-R（8速スポーツオートマチック） | 14.0km/L |
| SZ（8速スポーツオートマチック） | 14.5km/L |
Q. おすすめのグレードは？
A. スープラは、グレードごとに走行機能が大きく変わります。
「SZ」は2.0L直列4気筒ツインターボエンジンが搭載されています。扱いやすいので街中で気軽にスポーツカーを楽しみたい方におすすめです。
「SZ-R」は「SZ」のハイパフォーマンスモデルです。出力が引き上げられており、爽快なスポーツ走行と乗り心地を両立したい方におすすめです。
最高額の「R Z」は直列6気筒3リッターターボを搭載しており、本格的なサーキット走行が楽しめる装備はスポーツカー好きにはたまらない一台と言えるでしょう。
06. まとめ
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