今回取り上げるのは、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」。現在ピックアップトラックとしては国内で唯一新車が販売されている車種です。オンロードもオフロードも思いのままのタフな魅力に迫ります。
01. トヨタハイラックスとは?
ハイラックスの初代が登場したのは1968年、今から50年以上も前です。ハイラックスとはHigh(高級な、より優れた)とLuxury(ぜいたくな、豪華な)を組み合わせた造語です。もともとボンネットトラックという呼び方でしたが、70年代後半あたりにピックアップトラックと呼ばれるようになりました。キャビンと荷台が一体化したピックアップトラックは、特にアメリカでは人気の高いジャンルです。
80年代はRV化が進み、大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)にも若者の憧れの車として出てきます。また80年代にはSUVの「ハイラックスサーフ」も登場、4WDブームに乗って人気を得ました(国内では2009年まで販売)。
2004年、ハイラックスは日本市場からいったん撤退しますが、2017年に復活。初代から数えて8代目となる日本仕様が販売され、これが現在新車としては国内で唯一購入できるピックアップトラックです。
02. ハイラックスの特徴
圧倒的な走破性
ハイラックスの最大の特徴は、とにかく車両が頑丈で、圧倒的な走破性を誇ることです。極寒や灼熱にも耐えることができ、未舗装の山道や砂浜でも快適な走りを見せてくれます。また迫力あるボディサイズながら、フロントとリヤのオーバーハングの長さを抑えて取り回し性をよくしていることも特徴です。
快適な室内環境
ブラックで統一されたインテリアデザインは、まさにHighにしてLuxury。コンビネーションメーターは視認性に優れ、昼間でもクリアに見えます。また高精細の 4.2 インチ液晶画面を搭載し、さまざまな運転情報をカラー表示。さらに優れた空調性能により室内環境は快適そのものです。
荷台は最大500kg積載可能
ボディには防錆鋼板が採用され、雨風に強いのも大きな特徴です。
荷台スペースは最大500kgの積載が可能で、どんなアクティビティの荷物にも耐えられます。これならキャンプなどさまざまなアウトドアで大活躍まちがいナシ。さらに上級グレードのZ“GR SPORT”およびZでは、乗車人数や荷物に合わせて簡単にシートアレンジもできます。
路面に合わせて駆動方式を切り替え
路面状況によって駆動方式を切り替えることができる「パートタイム4WDシステム」が採用されています。市街地や高速道路では「H2」、すべりやすい路面では「H4」、泥道や急坂は「L4」と、3つのモードに簡単操作で切り替えられます。
さらにパワフルな動力性能とクリーンな環境性能をあわせ持ったディーゼルエンジンにも注目を。アイドリングストップ機能などで優れた燃費性能も実現しています。
先進の安全性能
ミリ波レーダーと単眼カメラが車両や歩行者を検知、衝突の可能性がある場合は警報で回避操作を促します。また先行車を認識することで、適切な車間距離を保ちながら追従走行。さらにZ“GR SPORT”およびZでは、超音波センサーが車両前方・後方の障害物の存在を感知し、ドライバーに知らせます。
03. ほかの車種との比較
ハイラックスは日本市場を独占しています。言い換えれば他社は国内でピックアップトラックを展開していないのですが、海外ではピックアップトラックの人気は高く、各社とも海外向けの展開に力を入れています。つまりハイラックスのライバル車は、そうした“輸入車”ということになります。購入に際しては以下のようなことを比較検討してみましょう。
- 外観・内装
- タフさ
- 安全性能
- 買いやすさ
海外市場におけるハイラックスのライバル車は、日産「ナバラ」、いすゞ「D-MAX」などです。ナバラの生産地は、日本と同じ右ハンドルの国タイ(ちなみにハイラックスもタイで生産され、日本市場に投入されています)。新型ナバラは見た目のカッコよさも申し分なく、最新のインテリジェントモビリティ技術を搭載しています。
D-MAXは同じくタイ市場で人気の高い車種で、高い快適性とヘビーデューティな用途にも耐え得る力強さを兼ね備えています。もちろん、買いやすさにおいてはハイラックスに圧倒的なアドバンテージがあることは言うまでもありません。
04. 中古車オークションでの価格
調査中
05. ハイラックスに関するQ&A
Q. ハイラックスのグレードと価格は?
A.
グレード | メーカー希望小売価格(税込) | |
---|---|---|
4WD(ディーゼル) | ||
X | 3,527,000円 | |
Z | 3,882,000円 | |
Z”GR SPORT” | 4,312,000円 |
Q. ハイラックスのサイズは?
A.
車両サイズは全長5,340mm、全幅1,855mm、全高1,800mmです。
(Z”GR SPORT”のみ全長5,320mm、全幅1,900mm、全高1,840mm)
室内サイズは長1,520mm、幅1,535mm、高480mmです。
Q. ハイラックスの燃費は?
A.
グレード | WLTCモード | JC08モード |
---|---|---|
4WD | 4WD | |
Z”GR SPORT” | 11.7km/L | 13.6km/L |
Z | 11.7km/L | 13.6km/L |
X | 11.7km/L | 13.6km/L |
Q. おすすめのグレードは?
A. ハイラックスは2.4Lのディーゼルターボエンジン搭載、パートタイム4WD、安全装備という基本的な部分は全グレード共通となっています。一番価格の安い「X」は、内外装の質感は他のものに比べるとやや低く、快適装備も最小限となるため、リフトアップなどのカスタムを考えている人におすすめです。
「Z」は走行補助機能、運転支援システムは全て標準装備で内装や外装もグレードが上がっています。最高額の「Z”GR SPORT”」は「Z」の標準装備に加え、専門の内外装パーツの採用、サスペンションチューニングが行われており走行安定性の向上により満足度が高いものとなっています。
総合的に見ると、価格と装備内容のバランスが取れている「Z」がおすすめです。
06. まとめ
ここまで国内外で根強い人気を誇るピックアップトラック、ハイラックスについて紹介してきました。ハイラックスのようなピックアップトラックをお得に購入するなら、細かな条件から好みの一台を探せる中古車オークションがおすすめです。tellmeeeでは初心者の方にも安心な中古車オークション代行業者として、一人ひとりに合った車選びをサポートいたします。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできますよ。
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