今回取り上げるのはセダンタイプのハイブリッド専用車、トヨタ「プリウス」。日本はもちろん世界中でエコカーの代名詞になっている大人気車種です。低燃費で地球にやさしいプリウスの魅力や特徴について紹介しましょう。
01. トヨタプリウスとは?
「人と地球にとって快適であること」をコンセプトに開発されたプリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッド自動車として誕生しました。THS(Toyota Hybrid System)と呼ばれる機構を搭載し、初代からすでにガソリン車に比べて圧倒的な燃費性能を持っていました。
その後プリウスはモデルチェンジを繰り返すごとに人気が高まり、日本だけでなく世界で愛される車になっていきます。2000年代にはハリウッドスターたちが、環境にやさしいプリウスで続々とアカデミー賞の授賞式会場に登場したことで注目を集めました。
現行のプリウスは2015年に登場したモデルで、この4代目プリウスから新しいプラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」が採用されています。また2017年には「プリウスPHV」の2代目も登場し、話題になりました。
プリウスとはラテン語で「~に先駆けて」という意味ですが、まさにプリウスはハイブリッドカーの先陣を走り続けています。
02. プリウスの特徴
地球にやさしい圧倒的な低燃費
プリウスの一番の魅力として燃費のよさを挙げる方は多いでしょう。ハイブリッドカーは発進時などガソリンを多く消費してしまう際に、モーター(電気)がエンジンを補助することで燃費効率をよくします。またモーターのバッテリーの残量が減ると、エンジンで発電してバッテリーに充電します(PHVはこれが外部電源で可能)。このためプリウスは従来のガソリン車に比べて燃費性能が高いのです。排ガスが少ないので地球にやさしいことは言うまでもありません。
走行音がほとんど気にならない
ハイブリッドシステムや高剛性ボディによって静粛性が高められていることもプリウスの特徴です。また接合部の隙間やドア、窓、さらにフロアカーペットから天井にいたるまで入念なノイズ対策が施されているため、ほとんど走行音が気になりません。
なお衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」も備わっており、車両や歩行者を検知して“ぶつからない”をサポートする「プリクラッシュセーフティ」などさまざまな安全機能が付いています。
親しみやすいデザインも人気
プリウス人気を密かに支えているのが、高いデザイン性と言われています。低重心ボディに伸びやかなシルエット、清潔感や気品が感じられるスタイルは、プリウスならでは。一方で後ろ姿は存在感のあるデザインになっており、クールな印象です。
乗る人のことを考えた室内空間
人間工学に基づいて設計された室内空間にも注目しましょう。プリウスのインテリアは乗る人のことを考えて設計されており、ハンドルやシートがしっかりフィット。乗るたびにくつろぎや心地よさが感じられるでしょう。またハンドルにはステアリングスイッチが付いており、マルチインフォメーションディスプレイ内の表示切替やオーディオ操作が前方から目を離すことなくできます。
雪道の走りも安心の「E-Four」
4WDモデルには「E-Four(電気式4WDシステム)」を搭載。加速時や雪道などではスムーズに4WDに切り替えることで、発進性や走行安定性をアシストします。
またシステムを小型軽量化し、車両の後方にコンパクトに配置。低燃費に寄与しながら足元スペースや荷室容量のゆとりも確保しています。
03. ほかの車種との比較
車もエコが当たり前の時代になり、エコカー競争は激化しています。その中でHV(ハイブリッド)ではトヨタがほぼ独走状態と言えますが、今ではHVのほかにPHV(プラグインハイブリッド)、EV(電気自動車)など、さまざまなエコカーも登場しています。それらを比較したい方は、以下の点についても検討してみましょう。
- 燃費性能
- 価格
- 運転のしやすさ
- 安全性能
プリウスと同じCセグメントではホンダ「インサイト」、マツダ「MAZDA3」のハイブリッド車がライバルと言えますが、やはり燃費性能ではプリウスが優位です。デザインはそれぞれの好みの問題になりますが、プリウスは他車に比べて親しみやすさが重視されています。またプリウスは取り回し性もよいため、運転初心者にも向いていると言えるでしょう。
04. 中古車オークションでの価格
調査中
05. プリウスに関するQ&A
Q. プリウスのグレードと価格は?
A.
グレード | メーカー希望小売価格(税込) | |
---|---|---|
2WD | E-Four | |
G | 3,200,000円 | 3,420,000円 |
Z | 3,700,000円 | 3,920,000円 |
Z(プラグインハイブリッド) | 4,600,000円 |
※このほかKINTO専用仕様車Uグレードあり
Q. プリウスのサイズは?
A. 車両サイズは全長4,600mm、全幅1,780mm、全高1,430mmです。
室内サイズは長1,840mm、幅1,500mm、高1,130mmです。
※Z(プラグインハイブリッド)のみ室内高1,135mm
Q. プリウスの燃費は?
A.
グレード | WLTCモード | |
---|---|---|
2WD | E-Four | |
G | 28.6km/L | 26.7km/L |
Z | ||
Z(プラグインハイブリッド) | 26.0km/L |
Q. おすすめのグレードは?
A. 最上位グレードの「Z」がおすすめです。Zのみに標準装備されているパワーバックドア、12.3インチディスプレイオーディオ、フロントオートワイパー、自動防眩インナーミラーなどの快適装備に加え、「Toyota Safety Sense」、「トヨタチームメイト」の「アドバンストパーク」といった安全性能や運転支援も充実しています。また、ボディカラーのバリエーションもグレード中最も多い6色から好みのカラーを選べます。
「G」との価格差は50万円ですが、価格以上の満足感が得られるでしょう。
06. まとめ
今回は世界で人気のハイブリッドカー、プリウスの特徴や魅力を紹介してきました。お気に入りの1台と出会いたい方は、選択肢の幅広い中古車オークションが狙い目です。tellmeeeでは初心者の方にも安心な中古車オークション代行業者として、一人ひとりに合った車選びをサポートいたします。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできますよ。
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