車種特集

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作成日: 23/08/29

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更新日23/08/29

【車種情報】トヨタプロボックス 長く根強い人気を集める理由とは?

【車種情報】トヨタプロボックス 長く根強い人気を集める理由とは?
※トヨタ オフィシャルサイトより

今回取り上げるのは、トヨタの商用バン「プロボックス」。デビューから20年を経て、今も愛され続ける“長寿”の車種です。その人気の理由を見ていきましょう。

01. トヨタプロボックスとは?

プロボックスは2002年に発売されて以来、フルモデルチェンジすることなく、マイナーチェンジを繰り返しながら、ロングセラーとして愛されてきた車種です。各メーカーが相次いでワゴンタイプの商用バンを廃止するなかで、根強い人気を誇っています。プロボックスとは、英語のProfessionalとBoxを組み合わせた造語。つまり「プロのための車」ということになるでしょう。
なおプロボックスと同じ2002年にデビューした“兄弟車”ともいうべき商用バンに、サクシードがあります。当初は全長や最大積載量に差があり、外観も少し異なりましたが、その後マイナーチェンジで共通化され、2020年にはサクシードは生産終了。プロボックスに統合されました。

02. プロボックスの特徴

プロボックスの特徴

荷物がしっかり積める

商用バンなら、荷物がしっかり積めるかどうかは最も気になるところです。プロボックスは全長4,245mmとボディサイズがコンパクトでありながら、荷室サイズが大きいことが特徴です。最大積載量は、2名乗車時が400kgで、5名乗車時が250kg。大きな開口部はスクエア状になっているため、荷物の積み下ろしも大変スムーズです。使う人の立場になって考えられているのですね。

社用車に最適な低燃費

燃費性能に優れていることも、プロボックスの特徴の一つです。営業に、出張に、走行距離が長くなる商用車としては、これも大事なメリットです。また、荷物を積んで長距離移動することを想定したつくりは耐久性も抜群です。
2018年には、ラインナップにハイブリッド車も加わりました。クリーンでランニングコストに優れたエンジンを搭載することで、よりいっそう燃費性能がアップしています。

走行性能に優れ運転しやすい

燃費だけではありません。長時間の運転においてもスムーズな加速性、静粛性など、優れた走行性能を兼ね備えています。重心が低いため非常に運転しやすいことも、ドライバーにはうれしいポイントです。また積載量にかかわらず、高性能サスペンションによってしっかりした操縦性と安定性をキープします。
さらに小回りが利くコンパクトなボディサイズなので、狭い道での運転、Uターンや車庫入れ時もスムーズです。このようにコンパクトでありながら使い勝手のよいことが、多くの支持を集める理由になっています。

先進の予防安全パッケージを採用

プロボックスには、先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。車両や歩行者を検知し、ぶつからないようサポートする「プリクラッシュセーフティ」、センサーによって道路上の白・黄線を認知し、はみ出さないよう注意喚起する「レーンディパーチャーアラート」、ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の見やすさをサポートする「オートマチックハイビーム」など、安心の性能がいろいろ備わっています。不慣れな土地を走ることも多い商用車には、ありがたいですね。

ドライバーにとって心地よい工夫がいっぱい

毎日仕事で使う車だからこそ、快適性にも注目したいところです。プロボックスには、ドライバーにとって心地よい工夫がそこかしこに見られます。長時間の運転でも身体への負担が少ないフロントシート、強い日差しをさえぎるUVカット機能付きのプライバシーガラス、ノートパソコンやお弁当が置けるインパネテーブルなど、さまざまな“快適”を搭載しています。

03. ほかの車種との比較

プロボックスのライバル車としては、日産の商用バン「AD」(※)が挙げられます。全長はADのほうが少し長く、そのぶん荷室容量はADが若干勝っています。ただしプロボックスは効率化に徹しており、開口部をスクエア状に設計。これに対してADは開口部が上辺の短い台形になっています。つまり積載のしやすさではプロボックスに軍配が上がると言えるでしょう。
ほかにも他車種といろいろ比較してみたいという方は、以下のようなことを検討してみてはいかがでしょうか。

  • 価格
  • 燃費性能
  • 積載容量
  • 走行性能

ちなみにマツダの商用バン「ファミリアバン」は、長らくADのOEM供給を受けてきましたが、2018年からプロボックスのOEM供給に変更されました。つまりファミリアバンの機能・装備はプロボックスに準じているということになります。

※ 日産は世界的な半導体不足や物流の停滞により、2022年8月末をもってADの受注の一時停止を発表。

04. 中古車オークションでの価格

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05. トヨタプロボックスに関するQ&A

Q. トヨタプロボックスのグレードと価格は?

A. ハイブリッド

グレード メーカー希望小売価格(税込)
ハイブリッド車1.5L
GX 1,790,000円
GL 1,962,000円
F 2,014,000円

ガソリン

グレード メーカー希望小売価格(税込)
2WD 4WD
G(1.3L) 1,491,000円
G(1.5L) 1,670,000円 1,832,000円
F 1,739,000円 1,901,000円

Q. プロボックスのサイズは?

A. 車両サイズは全長4,245mm、全幅1,690mm、全高1,525mm(2WD)・1,530mm(4WD)です。
荷室(荷台内側)サイズは長1,810mm(2名乗車時)/1,040mm(5名乗車時)、幅1,420mm(2名乗車時)/1,415mm(5名乗車時)、高935mmです。

Q. プロボックスの燃費は?

A. ハイブリッド

グレード WLTCモード
2WD
GX 22.6km/L
GL 22.6km/L
F 22.6km/L

ガソリン

グレード WLTCモード
2WD 4WD
G(1.3L) 16.6km/L
G(1.5L) 17.2km/L 14.6km/L
F 17.2km/L 14.6km/L

Q. おすすめのグレードは?

A. 商用車として手頃な価格で手に入れたいなら、購入後の運用コスパも含めハイブリッド仕様の「GX」がおすすめです。装備は必要なものに絞られているため、かなりの低価格を実現しています
自家用車として使用したいなら最上級グレードの「F」がおすすめです。Fとそれ以外では、装備に格段の差があり、乗り心地や快適性などがまったくと言っていいほど違ってきます。Fは後部座席を含むすべてがパワーウインドウになっており、荷室はカーペット式の仕様です。また、その他のグレードにはないフルホイールキャップが装備されます。

06. まとめ

ここまで、根強い人気を誇るトヨタプロボックスについて紹介してきました。社用車として長く人気を継続しているプロボックスは、その耐久性の高さや走行性能により、自家用車として選ぶ人が増えています。tellmeeeでは、初心者の方にも安心な中古車オークション代行業者として、一人ひとりに合った車選びをサポートいたします。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできますよ。

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Q&A

トヨタプロボックスとはどのような車ですか?

トヨタプロボックスは2002年に発売された商用バンで、長い間ロングセラーとして愛されている車種です。プロボックスは英語の「Professional」(プロの)と「Box」(箱、車)を組み合わせた造語で、プロのための車という意味を持っています。同じく2002年にデビューした兄弟車にサクシードがあり、2020年にはサクシードがプロボックスに統合されました。

プロボックスの主な特徴は何ですか?

プロボックスの主な特徴は以下の通りです
荷物の積載性能:全長4,245mmのコンパクトなボディながら、広い荷室サイズを備えており、積載性に優れています。
燃費性能:営業や出張などでの長距離移動にも適した低燃費性能を持っています。2018年にはハイブリッド車もラインナップに加わりました。
走行性能:加速性、静粛性に優れ、運転しやすく安定した操縦性を提供します。
予防安全パッケージ:「Toyota Safety Sense」を標準装備しており、先進の安全技術を提供します。

他の車種と比較したプロボックスのメリットは何ですか?

プロボックスは他の商用バンと比較して、特に積載のしやすさやコンパクトなボディサイズでの機動性に優れています。また、日産の「AD」と比較すると、プロボックスは効率的な荷室設計や走行性能で優位に立っています。