車種特集

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作成日: 23/08/29

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更新日23/08/29

【車種情報】トヨタ86 幅広いユーザーに愛されるスポーツカー

トヨタ86
※トヨタ オフィシャルサイトより

今回取り上げるのは、トヨタのライトウェイトスポーツカー「86(ハチロク)」。一部の車好きだけでなく、幅広いドライバーに愛されている車種です。プロのレーサーをも魅了する86とはどのような車なのかを紹介します。

01. トヨタ86とは?

86はトヨタがスバルと共同開発した後輪駆動(FR)のスポーツカーです。その名前はかつてトヨタが生産し、息の長い人気を誇った「カローラレビン/スプリンタートレノ」の共通車両型式番号「AE86」から来ています。
86が登場したのは2012年2月のこと、トヨタブランドのスポーツカーとしては5年ぶりの復活となりました(※)。86は一部のファンだけでなく、より多くの人に愛される車をめざして開発され、軽量・小型・低重心・俊敏性などの特性を備えたライトウェイトスポーツカーとして人気を得ます。
2021年10月には2代目が登場しますが、こちらの正式名称は「GR86」。トヨタのスポーツブランドGRのグローバルモデルとして生まれ変わったのです。
※ 2007年7月に「MR-S」が販売終了して以来

02. 86の特徴

86の特徴

プロをも魅了する走行性能

86の走行性能は、プロのレーサーをも魅了すると言われています。新型のGR86でも先代からのFRレイアウトを引き継ぎ、超低重心でスポーツカーならではの気持ちのよい走りを実現。さらに排気量2.4LのD-4S搭載水平対向4気筒エンジンが、あらゆる速度域で力強さを感じさせてくれます。

美しく剛(つよ)いボディ

スポーティかつ美しいデザインも、86が多くの人を引きつける理由の一つです。スポーツカーらしい水平基調の骨格、軽快さを感じさせるショートオーバーハング、低重心かつワイドなたたずまい、そうしたフォルムが世代を問わず愛されています。
また新型のGR86ではさらなる軽量化を追求するとともに、ボディ剛性もアップしています。

車と一体になれる空間

コックピットは操作性を重視して使いやすくレイアウトされています。水平基調のインパネ、手に触れやすく扱いやすいスイッチ類、さらにホールド性に優れ軽量化も実現したフロントシートなど、すべては運転に集中し、走りを楽しむために考え抜かれています。
また内装は黒を基調としており、ラグジュアリーな雰囲気があることも魅力です。

高次元の安全性能

86は高い安全性能をかなえるVSC(横すべり等抑制装置)を搭載しています。急激なハンドル操作、あるいはコーナリングの際の横すべりを瞬時に認識し、エンジン出力とブレーキを自動でコントロールします。そのほか走行や操縦の安定性を確保するTRC(トラクションコントロール)、タイヤの空転を抑制するLSD(リミテッドスリップデフ)などの機能も搭載しています。
なお新型のAT車には、トヨタ車では初採用となるスバルの運転支援システム「アイサイト」を搭載しています。

日常使いにも配慮

「スポーツカーって日常使いに向いていないのでは?」という声が聞こえてきそうですが、より多くのユーザーを想定している86には、細かな配慮が随所に見られます。新型のAT車で言えば、前方部にもカップホルダーを設定するなどユーティリティを優先。そのほか日常での使いやすさを考慮して十分な収納が確保されています。
またトランクスペースにはタイヤ4本および工具類の収納が可能です。ゴルフバッグなら2セットまで収納できます。

03. ほかの車種との比較

86には兄弟車としてスバルの「BRZ」があります。両者はほぼ同じ性能を共有しているため、選ぶならデザインの好みということになるでしょう。ほかにライトウェイトスポーツカーとしてはマツダの「ロードスター」あたりもライバル車と言えます。ただし86は4人乗りで、ロードスターは2人乗りという大きな違いがあります。
ほかにも他車種といろいろ比較してみたいという方は、以下のようなことを検討してみてはいかがでしょうか。

  • 価格
  • デザイン
  • ボディサイズ
  • パワートレイン

新型のGR86のライバルとしては、同じくGRのグローバルモデルである「GRスープラ」と「GRヤリス」が挙げられます。しかしこれらは開発コンセプトがそれぞれ異なるため、単純な比較は難しいでしょう。
車選びに際してどのようなことを重視したいのか、自分のこだわりとじっくり向き合ったうえでベストな選択をしてください。

04. 最近のオークションでの価格

調査中

05. 86に関するQ&A

Q. 86のグレードと価格は?

A. 86

グレード メーカー希望小売価格(税込)
6-Speed SPDS 6速マニュアル
G 2,696,100円 2,671,900円
GT 3,105,300円 3,037,100円
RT“Limited” 3,311,000円 3,242,800円
GT“Limited・Black Package” 3,487,000円 2,418,800円
GR SPORT 3,918,200円 3,850,000円
GR 5,060,000円

GR86

グレード メーカー希望小売価格(税込)
6速オートマチック 6速マニュアル
RC 2,799,000円
SZ 3,199,000円 3,036,000円
RZ 3,512,000円 <3,359,000円/td>

Q. 86のサイズは?

A.

サイズ 86 GR86
車両サイズ 全長 4,240mm 4,265mm
全幅 1,775mm 1,775mm
全高 1,320mm 1,310mm
室内サイズ 1,615mm 1,625mm
1,490mm 1,480mm
1,060mm 1,060mm

Q. 86の燃費は?

A. 86

グレード WLTCモード
6-Speed SPDS 6速マニュアル
GT“Limited・Black Package” 11.8km/L 12.8km/L
RT“Limited” 11.8km/L 12.8km/L
GT 11.8km/L 12.8km/L
G 12.0km/L 12.8km/L

GR86

グレード WLTCモード
6速オートマチック 6速マニュアル
RZ 11.7km/L 11.9km/L
SZ 11.8km/L 12.0km/L
RC 12.0km/L

Q. おすすめのグレードは?

A. 86はユーザーの指向や好みで選ぶグレードが変わってきます。自分好みにカスタマイズしたいなら低価格の「G」、機能と装備のバランスやコストパフォーマンスを重視するなら「GT」、シビアな走りを優先するなら「GR SPORT」など、どのような使い方をするかで選ぶのがベストと言えるでしょう。
新型GR86のグレードは3種類。サーキット走行のためのカスタマイズを前提とした「RC」、ノーマルでも装備や機能が充実した「SZ」、内装や装備の高級感をアップした最上級グレード「RZ」があります。
旧型同様、グレードの方向性がはっきりしているため、どう使うか、求めるカーライフに合ったグレードを検討してください。

06. まとめ

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