今回取り上げるのは、トヨタが世界戦略SUVと位置づけ、100カ国以上で展開するクロスオーバーSUV「C-HR」。SUVらしい力強さとクーペのようなスタイリッシュさを備えた人気の車種です。世界の市場で高い評価を受けている秘密に迫ります。
01. トヨタC-HRとは?
C-HRは2016年にリリースされ、翌年には車名別月間販売台数ランキング(日本自動車販売協会連合会)でSUVとしては初の1位を獲得。以来、コンパクトSUV人気をけん引する存在として注目されてきました。キャッチフレーズは「TOYOTAの世界戦略SUV」。イギリスのロックバンド、クイーンの楽曲を使用したSF的かつ劇画的なCMを印象深く覚えている方も多いでしょう。
C-HRが斬新なのは、まずその見た目です。下半身はどっしりとSUVらしく、上半身はクーペのようにスタイリッシュ。その外観は一目見てC-HRとわかる個性を備えています。またドイツのニュルブルクリンクやヨーロッパ全域で走行テストを行い、走りにもこだわって開発されました。車名は「Compact High Rider(コンパクトでリフトアップされたカッコいいスタイル)」そして「Cross Hatch Run-about(ハッチバックのようにキビキビ走るクロスオーバー)」の頭文字からのネーミングです。
なお、2022年8月には特別仕様車「G"Mode-Nero Safety Plus III"」と「G-T"Mode-Nero Safety Plus III"」がラインナップに追加されました。
02. C-HRの特徴
クラストップレベルの燃費性能
C-HRにはトヨタの次世代プラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」が採用されており、走行性能に長けています。またパワートレインにはハイブリッドシステムとダウンサイジングターボエンジンの2種類があり、ハイブリッドシステムはクラストップレベルの燃費性能を実現。さらに4WDシステムには「ダイナミックトルクコントロール」が採用され、雪道など悪路にもしっかり対応します。
ダイヤモンドがモチーフ
デザイナーいわく、C-HRの造形テーマは「ダイヤモンド」。なめらかな曲線美の中にもシャープさが感じられるエクステリアデザインに仕上げられています。またクーペのように絞り込まれたラインも美しく、C-HRならではの斬新なデザイン性は世界的にも高い評価を受けています。
さらにホールド性の高いシート、統一感のある洗練されたインテリアなど、室内空間にも上質がちりばめられています。
ボディカラーが多彩
C-HRのボディカラーは全10色。多彩なバリエーションから自分の好みのカラーを選べる楽しさも、C-HRの魅力の一つと言えるでしょう。派手な色もラインナップされているため、人との差別化をしやすいというメリットもあります。
先進の安全性能
レーダーとカメラによって車両や歩行者を検知する機能「プリクラッシュセーフティ」は、衝突の危険があると警報を発して回避操作をサポートします。このほか白・黄線が見えにくいときに先行車を追従してステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト」、先行車を認識し、車速に応じて車間距離を保ちながら追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」など、さまざまな安全機能が備わっています。
スマホアプリが気軽に使える
インパネ中央部に8インチディスプレイオーディオを搭載。スマートフォンと車をつなぐことで、普段使い慣れたアプリをディスプレイオーディオ上で簡単に使うことができます。
03. ほかの車種との比較
SUV市場は活況を呈しています。それだけにC-HRには、同じくトヨタの「ヤリスクロス」、日産の「キックス」、ホンダの「ヴェゼル」などライバルは多いのですが、比較する際には以下のようなことを検討してみてください。
- 価格
- 外観・内装
- 積載スペース
- 燃費
キックスはC-HRに比べると保守的なデザインという印象を受けますが、積載スペースはコンパクトSUVでトップクラスです。またC-HRと同じくクーペルックのヴェゼルも、車内空間がゆったりとしています。
そういう意味ではデザイン性を重視した分、室内や荷室に若干余裕がないのがC-HRのネックかもしれませんが、しかしそれを補って余りある魅力が多いのもまた事実。走り、燃費、そしてビジュアルと三拍子そろっているのがC-HRです。見てカッコいい、乗って楽しいのは、まさにクロスオーバーSUVの面目躍如と言えるでしょう。
なお、ヤリスクロスはC-HRより一回り小さいサイズなので、ファミリーでの日常使いに重きを置くならヤリスクロス、個性的なスタイリングと走りを求めるならC-HR、という言い方ができるかもしれません。
04. 最近のオークションでの価格
調査中
05. C-HRに関するQ&A
Q. C-HRのグレードと価格は?
A. ハイブリッド
グレード | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|
2WD | |
G | 3,055,000円 |
S | 2,755,000円 |
S”GR SPORT” | 3,155,000円 |
ガソリン
グレード | メーカー希望小売価格(税込) | ||
---|---|---|---|
CVT | 6MT | ||
2WD | 4WD | 2WD | |
G-T | 2,725,000円 | 2,923,000円 | 2,692,000円 |
S-T | 2,425,000円 | 2,623,000円 | 2,392,000円 |
S-T”GR SPORT” | 2,825,000円 | 3,023,000円 | 2,792,000円 |
Q. C-HRのサイズは?
A.
サイズ |
S”GR SPORT”・
S-T”GR SPORT” |
その他 | |
---|---|---|---|
車両サイズ | 全長 | 4,390mm | 4,385mm |
全幅 | 1,795mm | 1,795mm | |
全高 | 1,550mm |
1,550mm(4WD以外)
1,565mm(4WD) |
|
室内サイズ | 長 | 1,800mm | |
幅 | 1,455mm | ||
高 | 1,210mm |
Q. C-HRの燃費は?
A. ハイブリッド
グレード | WLTCモード |
---|---|
G | 25.8km/L |
S | 25.8km/L |
S”GR SPORT” | 25.0km/L |
ガソリン
グレード | WLTCモード | ||
---|---|---|---|
CVT | 6MT | ||
2WD | 4WD | 2WD | |
G-T | 14.9km/L | 14.3km/L | 15.4km/L |
S-T | |||
S-T”GR SPORT” |
Q. おすすめのグレードは?
A. C-HRのおすすめグレードは安全性や快適性を備えたさまざまな装備が充実した「G」および「G-T」です。
「G」はハイブリッドで燃費がよく、「S」と比べると価格差以上の装備が充実しています。ガソリン車の「G-T」よりも価格はアップしますが、税制面の優遇があるため差額は小さくなります。
「G-T」は「G」と同様の充実した装備に加え、CVT・マニュアル、2WD・4WDなどの選択肢が多く、ターボによる加速の良さも魅力の一つと言えます。
06. まとめ
ここまで、C-HRの魅力や特徴を紹介してきました。年式の浅いC-HRを賢く手に入れたいという方は、中古車での購入を検討してみてはいかがでしょうか。tellmeeeでは、初心者の方にも安心な中古車オークション代行業者として、一人ひとりに合った車選びをサポートいたします。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできます。
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