今回取り上げるのは、日産を代表する国産スポーツカー「フェアレディZ」。世界のスポーツカーファンから愛され続けている魅力について解説します。
01. フェアレディZとは?
1969年に登場して以来、50年以上経過しても色あせない魅力を放ち続けているスポーツカーです。海外でも販売され「ズィーカー」のニックネームで熱狂的な「Z」マニアを生み出してきました。時代に先駆けて3速AT、エアコン、パワーウインドウも取り入れ、高性能でありながら高い快適性も実現しました。
1978年にグランドツーリングカーとして登場した2代目「S130」以降、モデルチェンジをし続け2008年に6代目「Z34」を販売。さらに、2022年には新型フェアレディZ「RZ34」が登場しました。6代目からのマイナーチェンジでありながら、初代Zに原点回帰した外観となっています。
02. フェアレディZの特徴
ピュアスポーツカーとしての走行性能が向上
日産を代表するスポーツカーとして進化を遂げてきたフェアレディZ。届け出型式は「Z34」で6代目のままですが、内装・外装をはじめ、パワーユニットにいたるまで、8割を超える部分が刷新されています。新型というにふさわしく進化したフェアレディZについての特徴を紹介します。
ドラマチックな走りの楽しさを満喫できる
ピュアスポーツカーとして新開発されたエンジンは、3.0L・V型6気筒ツインターボであるVR30DDTTエンジンを搭載。最高出力405PS・最大トルク475Nmという動力性能ながら、新設計のシンクロナイザーシステムの採用、シフトプロファイルの変更などにより快適なレスポンスを実現しています。
また、前後のダンパーに新設計のモノチューブダンパーを採用したサスペンションにより、路面からのショックを抑制。操縦の安定性にも優れています。
伝統と先進性が融合したエクステリアとインテリア
「伝統と最新技術の融合」をテーマにした外観は、ロングフード、低重心のリアスタンス、ヘッドライトなど、初代S30型を思い起こさせるスタイルです。インストルメントパネル上に配置されたブースト計、ターボスピード計、電圧計の3連メータをはじめ、シフトアップのタイミングを示してくれる12.3インチフルデジタルメーターディスプレイ、素早い操作性を実現するために新設計されたシフトレバーなど、走りを楽しめる工夫が細部まで作りこまれています。
安心に走りを追求できる先進技術を採用
スポーツカーとしての走りを最大限楽しめるように、設定車速に合わせて車間距離を維持する「インテリジェント クルーズコントロール」のほか、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」、LDW(車線逸脱警報)を搭載しています。登り坂の発信、駐車場などでのバック操作、踏み間違い防止など運転支援の機能も充実しています。
03. ほかの車種との比較
フェアレディZのライバルといえば、トヨタ スープラではないでしょうか。全車FR(フロントエンジン・後輪駆動)で2シーター、そして純粋に走りを追求したスポーツカーの2台を、以下の項目で比較してみましょう。
- パワートレーン
- 燃費
- 価格帯
フェアレディZは排気量3.0L・V型6気筒ターボエンジン、スープラは排気量3.0L直列6気筒ターボエンジンとレイアウトの違いとなります。大きく異なる点は、スープラの場合、最上級グレードのみMTタイプが選べること。フェアレディZの場合、すべてのグレードでMT、ATが選べるので、選択肢が広がります。燃費面では、ATで比較するとスープラが12.1km/Lと若干優位。価格帯ではすべてのグレードでフェアレディZの方に割安感があります。
2台とも性能が拮抗していることを考慮すると、フェアレディZが高いコストパフォーマンスを示しているといえそうです。
04. 最近のオークションでの価格
調査中
05. フェアレディZに関するQ&A
Q. フェアレディZのグレードと価格は?
A.
グレード | 運転タイプ | |
---|---|---|
6MT | 9M-ATx | |
フェアレディZ (ベースグレード) | 5,241,500円 | 5,241,500円 |
フェアレディZ Version S | 6,063,200円 | |
フェアレディZ Version T | 5,687,000円 | |
フェアレディZ Version ST | 6,462,500円 | 6,462,500円 |
Q. フェアレディZのサイズは?
A.
車両サイズは全長4,380mm、全幅1,845mm、全高1,315mmです。
室内サイズは長975mm(VersionT、VersionSTは990mm)、幅1,945mm、高1,065mmです。
Q. フェアレディZの燃費は?
A.
モード | 運転タイプ | |
---|---|---|
6MT | 9M-ATx | |
WLTCモード | 9.5km/L | 10.2km/L |
市街地モード※ | 6.4km/L | 6.6km/L |
郊外モード※ | 9.9km/L | 10.9km/L |
高速道路モード※ | 11.6km/L | 12.6km/L |
※国土交通省審査値
Q. おすすめのグレードは?
フェアレディZには6速MTと9速ATが用意されています。走りを楽しみたい人はMTと考えるかもしれませんが、9速ATの多段ギアも405psのパワーを受け止められるように改良されています。チューニングをしたい人も、ATを検討する余地があるといえます。
また、運転タイプごとに3つのグレードが用意されています。スタンダードとなる「ベースグレード」と最上級の「Version ST」は販売価格に差がないため、運転タイプ(MT、AT)で選びましょう。中間グレードの場合、スポーティな装備が搭載された「Version S(MT)」とラグジュアリーな装備が搭載された「Version T(AT)」と特徴が分かれています。
カスタムパーツに交換してオリジナリティを楽しみたい人は「ベースグレード」の選択もおすすめです。中間グレードとの価格差を活用して、自分好みのフェアレディZを作り上げてみてはいかがでしょうか。
06. まとめ
ここまで、国産スポーツカーとして国内外で根強い人気を誇るフェアレディZについて紹介してきました。tellmeeeでは、初心者の方にも安心な中古車オークション代行業者として、一人ひとりに合った車選びをサポートいたします。会員登録(無料)いただくと、最新情報がゲットできますよ。
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